JGAP

 JGAPをイチから始めるにあたって大変なのは、書類作成かと思われます。
書類も、どこまで何を作ったらいいのかという声もよくお聞きします。
必須とよればれる書類もありますが、農場として安全に取り組むために必要な書類も中にはあります。
 JGAPコンサルでは、取り組まれる農場に必要な書類をご提案をしながら、ご助言をさせていただきます。
ご質問等がございましたら、ぜひお気軽に、ご連絡をください。

あなたの農場でGAPを始めてみませんか?

GAPとは?
 GAPは、Good Agricultural Practiceの略であり、日本では「農業生産工程管理」と呼んでいます。
 簡単に言うと、栽培から出荷までの間にある様々な危険をなくして、安全に農業を実施していきましょうという考えです。
 食品業界の方は、HACCPをご存じかと思いますが、これの農業版と考えてもらってもよいでしょう。

 近年、食の安全の高まりもあり、生産者の顔が見えるなどの工夫をした販売や有機農法で実施した農産物の販売なども多く見受けられるようになりました。こちらの販売形態は、消費者の安全を考慮したものが多くあります。

 GAPは消費者の立場だけでなく、生産者の立場にも立って安全に実施できることを目指しています。

 消費者の安心は、食品安全が崩れると実現しないのは多くの方がご存じです。 GAPは、それ以外の消費者の目に見えにくい労働者のところも考えていき、安定的な農業経営ができるように組み立てられています。

では、実際にGAPを導入したメリット・デメリットは何があるのでしょうか。

 

認証は、現在のところ必須のものではありません。
 全体的にみて、GAP認証を取得する農家数は増えてきてはいますが、全国でみるとJGAP認証取得経営体数は2,851(平成31年3月時点)です。 日本の販売農家数は、113万戸(平成31年度時点)。日本の販売農家数の0.2%しかありません。(販売農家数は、JGAP認証の対象となっていない花き農家等も含まれています)

出典:農林水産省Webサイト 【農畜産物】都道府県別のGAP認証取得経営体数(平成31年3月末時点)(https://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/kengap.html)を加工して作成

ですが、農林水産省が平成30年2月に行った『GAPの取組・認証農畜産物に対する消費者の意識・意向調査』の結果を見ると、認知度は低いものの、約半数の方がGAP認証取得した農畜産物の流通を期待しているのが現状です。

出典:農林水産省Webサイト 平成29年度GAPの取組・認証農畜産物に対する消費者の意識・意向調査 調査結果概要(https://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/gap_consumer_survey.html)を加工して作成

 また、農林水産省が平成29年に実施した食品関係事業者へのGAPに関する意向等調査の結果を見ると、1割強の企業が仕入れを行っており、仕入れていない企業も2割程度は検討をしている結果となっています。 大手の食品関係企業の中では、すでに取引要件としているとこもあり、現在出荷をしている取引先が仕入れ条件としてくる可能性もあります。

出典:農林水産省Webサイト 平成29年度食品産業動態調査(国産原材料使用実態等調査・分析業務) 調査結果概要(https://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/gap_foodchain_survey.html)を加工して作成

さらに、GAP認証取得農産物の年間出荷状況についても年々、増加してきています。

 取り組んでいるという形では、証明するものがなく、なかなか理解してもらえないなど、認証がなければ、このような問題はあります。

 ですが、まずはGAPを取得するのではなく、内容を知って、取り組んでみることから始めでみるのをおすすめします。
 デメリットの『1 項目が多岐にわたっており理解するのが大変』と『2 うまくつなげていかなければ、効率が悪くなる』は、十分解決できるものです。
 最も大きな課題となる『 3 認証を取得する場合、毎年審査費用が必要』については、まず取り組んでみて、本当に必要だと感じた時やコスト低減ができた時に資金に余裕ができた時に審査を受ける。 認証を目的とすると、それに気持ちが追われてしまい、今までやってきていたこともうまくいかなくなる可能性もあります。

 平均訪問指導時間として、4時間×5回を推奨しております。
  ※農場の規模や時期により、多少前後はします。
 ですが、4時間×1回のみ、8時間×2回など農場の実情に合わせて、お受けいたします。

 弊社は、認証をとることよりも、各農場にあった、取り組みをしてほしいと考えております。お金をかけずしても、方法の見直しや考え方を変えるだけでも十分安全につながることは多くあります。
 弊社の社員は、過去に所属していた農場でJGAP認証取得をしました。現実とGAPの取り組みの難しさには苦労をしました。ですが、取り組むだけで見違えるような農場になりました。
 迷っている方や気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。メールやお電話でのご相談は、費用はいただきません。

ご質問等は、お問い合わせフォームまでお願いいたします。

 ※現在は、JGAP、ASIAGAPコンサルティングのみ実施中。
  グローバルGAPのコンサルティングも今後、実施予定。